こんにちは。甲斐ぜん(@KaiZenNew)です。
私は、寝る前、息子にほぼ毎日絵本を読み聞かせする習慣があります。
そんな日常の思い出記録もかねて、今回は、「11ぴきのねことあほうどり」の絵本を紹介していきます。

絵本「11ぴきのねことあほうどり」の詳細

作家:馬場のぼる
出版社:こぐま社
年齢の目安:4歳から
ページ数:40ページ
サイズ:26×19㎝
発行年:1972年発行
受賞歴:第19回文芸春秋漫画賞
あらすじ
11匹のネコが、コロッケ屋さんをしており、店は大繁盛。
コロッケ屋さんなので、11匹のネコたちのご飯は、毎日毎日あまったコロッケ。
ネコたちは、コロッケに飽きてしまい、「鳥の丸焼きが食べたい。」と、みんなで話していました。
そこに、1羽のあほうどりが、「コロッケをわけてくれませんか?」と、訪ねてきました。
11匹のネコたちは、あほうどりにお腹いっぱいコロッケを食べさせてあげました。
そして、ネコたちは、鳥の丸焼きを想像してワクワクして食べようとしていました。
その時、あほうどりは、「国の兄弟にも美味しいコロッケを食べさせてあげたいな。」とつぶやきました。
あほうどりの話を聞くと、なんと11羽の兄弟がいそうです。
そこで、11匹のネコたちは、11羽のあほうどりの兄弟にもコロッケを作ってあげる約束をして、気球に乗ってあほうどりの故郷に向かいました。
故郷に着いて通された部屋で待っていると、あほうどりが1羽ずつ入ってきました。
11匹のネコたちは、ワクワクして見ていましたが、部屋に入ってくるあほうどりの兄弟たちは、少しずつ大きいサイズになっていき、最後の11羽目のあほうどりは、ばけものの様な大きさでした。
11匹のネコたちは、「あほうどりのばけものだぁ!逃げろ!」と言って逃げたのですが、一番大きいあほうどりが、気球をくわえて「待ってください。コロッケお願いします。」と言って逃がしてくれません。
捕まった11匹のネコたちは、11羽のあほうどりのためにコロッケを作り続けて大忙し。
鳥の丸焼きどころじゃなくなってしまいました。
ーおわりー

子どもの反応
私の息子は、この絵本を読み聞かせた時は、5歳でしたが、最後のオチで大爆笑でした。
特に、息子のテンションが上がった瞬間が、11羽目のばけものあほうどりが「ドンッ!」と登場したシーンでした。
この展開に、息子も「わーーーっ!」と声を出して笑っていました。
息子が絵本でここまで笑うのは久しぶりでした。
親の感想
この「11ぴきのねことあほうどり」の絵本は、4歳~6歳程度の子どもには、話の展開も分かりやすくて、ちょうど良い内容だと感じました。
11匹のネコが、11羽のあほうどりの丸焼きを食べようとたくらんでいたが、ばけものあほうどりの登場でその夢が崩れ去ってしまい、コロッケを延々と作り続けるという展開は、単純ですが面白い話だと思いました。
こどもが、声を出して笑う絵本ってなかなか無いですが、我が家の息子には、ヒットしたみたで、読み聞かせしてる親も、読みがいがありました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「11ぴきのねことあほうどり」の絵本の一番の良い所は、
- コロッケ屋さん大繁盛
- 余ったコロッケ食べ過ぎて飽きた
- あほうどり登場、鳥の丸焼きにして食べたい
- コロッケ作ってあげる口実に、11羽の兄弟あほうどりも食べてしまおう
- 11羽目のばけものあほうどり登場
- 11匹のネコ捕まる
- あほうどりのためにコロッケ作り続けることになってしまう
という流れで、4歳から6歳くらいの年齢の子どもに分かりやすい話の展開になっていることだと思います。
分かりやすい話の展開なので、子どもも話に夢中になり、ばけものあほうどり登場の所で、「わーーーっ!」とテンションが上がるんだと感じます。
絵もシンプルでこちゃごちゃ感が無く、個人的にとても好きです。
是非、4~6歳くらいの子どもさんに読んであげて下さい。
絵本購入の参考にして頂けると嬉しいです。