こんにちは。甲斐ぜん(@KaiZenNew)です。
先日、HDDをSSDに換装しのですが、新しいSSDをパソコンでフォーマットする際に、パーテーションスタイルの選択をする必要がありました。
そして、SSD換装にあたり、このパーテーションスタイルの選択を間違うと、後々、クローン作製後不具合が起こる可能性がかなり高まるので、パーテーションスタイルの選択は慎重に行う必要があります。
では、パーテーションスタイルをどのように選択するべきかの答えは、今使っているHDDのパーテーションスタイルに合わせることです。
- 今使っているHDDのパーテーションスタイルが「MBR」なら新しいSSDも「MBR」に合わせる。
- 今使っているHDDのパーテーションスタイルが「GPT」なら新しいSSDも「GPT」に合わせる。
この選択を間違えない様にすると、HDDのクローンを正常に作ることができます

パーテーションスタイルの確認方法図解
それでは、パーテーションスタイルの確認方法を図解していきます。
【1】Windowsのスタートボタンをクリックします。
そして、Windowsメニューの「コンピューター」を右クリックします。
その後、「管理」をクリックして進みます。

【2】コンピューター管理の画面になるので、①「ディスクの管理」をクリック。その後、②「ディスク0 ベーシック 〇〇GB オンライン」の所を右クリックして進みます。

【3】メニューが出てきますので、「プロパティ」をクリックします。

【4】プロパティの詳細画面になるので、①「ボリューム」をクリックします。そして、②の「パーテーションスタイル」を確認して下さい。
ここでは、「 マスターブートレコード(MBR)」と書かれているので、現在使用しているHDDのパーテーションスタイルが「MBR」ということが分かりました。


パーテーションスタイルの確認は簡単でしたね。
新しいSSDをパソコンに接続する時は、現在使っているHDDのパーテーションスタイルを確認して、確実に合わせましょう。
MBRディスクとGPTディスクの違い
パーテーションスタイルの「MBR」と「GPT」の違いについて、簡単に解説します。
MBRとは?
MBR(マスターブートレコード)とは、ドライブのパーテーションを管理するための従来のパーテーション構造で、古くから一般的に使用されているものです。
MBRは多くのシステムと相互性があり、幅広く使用されていますが、MBRディスク容量が2TB(232×512バイト)までしか認識することができないのが欠点です。
GPTとは?
GPT(GUIDパーテーションテーブル)とは、ドライブのパーテーションテーブルの配置に関する規格で、MBRより新しいものです。
最近のPCは、ハードディスクが大容量化しており、2TBまでしか認識できないMBRに対し、GPTは8ZBまで認識することができます。
1ZBは約10億TBなので、GPTは、MBRの40億倍の容量まで認識できることになります。
今後は、少しずつGPTが普及していくのかもしれませんね。
まとめ
パーテーションスタイルの確認方法かこの記事の手順通りに行えば簡単に確認することができますね。
SSD換装作業時は、今使っているハードディスクのパーテーションスタイルが「MBR」か「GPT」かの確認を行い、新しく換装するSSDをフォーマットする際に、パーテーションスタイルを合わせる事を忘れない様にしましょう。
そうすれば、クローン作製を行った後も不具合が起こる可能性は低くなります。
逆に、パーテーションスタイルを合わせていないと、クローンを作成しても、その後、不具合が生じたという報告が上がっており、パーテーションスタイルを合わせることはとても重要です。