こんにちは。甲斐ぜん(@KaiZenNew)です。
先日、「mixhostのサーバー障害で書いていた記事が10記事分消えた!」などの声が多くTwitter上に流れてきて、思わずドキッとしました。

さいわい私が運営しているブログのサーバーは、エックスサーバー で、問題は無かったのですが、正直、「明日は我が身。」と、バックアップの重要性を再確認させられる出来事でした。
私たちがバックアップをとる最大の目的は、もしデータが消えてしまった時に、復元(リストア)することです。
そうです、最大の目的は、復元です。
バックアップをとる行為だけで考えると、プラグインを設定しさえすれば、ボタン一つで簡単にバックアップをとることができます。
しかし、着目すべきは、いかに簡単に復元できるか?

そこで今日は、データのバックアップ、そして、復元までを考えて、最も簡単な方法をプラグインの紹介も含めて書いて行こうと思います。
ワードプレスのデータのバックアップは、UpdraftPlusか?BackWPupか?
現時点で、日本で最も多く使われているバックアップのプラグインは、UpdraftPlusか、BackWPupです。
ズバリ、UpdraftPlusのプラグインの方が、設定も、バックアップも、復元も簡単です。
私は、バックアップのプラグイン両方使った経験がありますので、説明していきます。
BackWPupとは?
最初は、BackWPupを使用していました。問題なく、バックアップとれていたし、安心していました。
しかし、「もしデータが飛んだ時に、どうやって復元するのだろう?」という疑問がわき、調べてみると、BackWPupの復元方法は、私には、複雑すぎる…
そこには、どんなことが書かれていたか簡潔にまとめると(複雑すぎてうまく説明できているか分かりませんが…)、
と書かれていました。

と思いました。
さっきの説明を読んで、「あー、なるほどね。」という方は、BackWPupを使用していいと思います。
しかし、ほとんどの方が、「意味がわからん!」や、「何となく分かるけどめんどくさそう…」と感じると思います。
そう感じた方は、読み進める価値がありますよ。続きをどうぞ。
UpdraftPlusとは?
私は、今、バックアップのプラグインはこれを使っていて、本当に簡単にバックアップ復元が可能です。
設定も簡単で、バックアップもボタン一つでできます。
そして、みなさんが、最大の関心ごと、復元に方法について、簡単に説明します。

BackWPupと、UpdraftPlusを比較

引用元:managewp.orgのHP
ダウンロード数を見ても、BackWPup:7,568,785に対し、UpdraftPlus:21,007,774と圧倒的にUpdraftPlusに方が多いですね。
評価も高く、バックアップのプラグイン、ナンバーワンと言っていいでしょう。

UpdraftPlusのインストール
インストールから説明していこうと思います。
インストール方法が分かる方は、とばし読みして下さい。
【1】ワードプレスの左側の管理画面の「プラグイン」をクリックして、「新規追加」をクリックします。

【2】検索の枠に、「UpdraftPlus」と入力し、検索します。

【3】私の場合は、すでにインストール済みなので、「今すぐ更新」と出ていますが、インストールが済んでいない方は「今すぐインストール」と表示されるのでクリックします。
そして、インストールが終了したら、「有効化」というボタンが出てくるので、クリック。
これで、無事インストール有効化が完了です。

UpdraftPlusの設定方法
まず、UpdraftPlusの設定を行っていきます。
・バックアップの頻度の設定
↓
・バックアップの保存先の設定(ここでは、Dropboxというオンラインアカウントに保存することにします。)
↓
・Dropboxのアカウント作成
↓
・UpdraftPlusと、Dropboxのひも付けで設定完了です。
【1】まず、「設定」、「UpdraftPlus」の順にクリックしてUpdraftPlusの画面に行きます。

【2】UpdraftPlusの画面の画面にきたら、「設定」をクリックします。

【3】バックアップの更新頻度の設定を行います。
バックアップスケジュールには、「手動」、「4時間ごと」、「8時間ごと」、「12時間ごと」、「1日ごと」、「1週間ごと」、「2週間ごと」、「月」とありますが、ご自身の記事を書く頻度で設定するといいと思います。
毎日確実に記事を更新しするという方は、「1日ごと」を選択することをオススメですし、1週間に2,3記事程度の更新の方は、「1週間ごと」を選択するとちょうど良いと思います。
また、自分で記事を書いた後、確実にバックアップをとりたいという方は、「手動」を選択しご自分のタイミングでバックアップをとると良いと思います。
バックアップの保持の数は、最初の設定のまま「2」でちょうど良いと思います。
・データベース:記事、カテゴリー、コメント、管理画面の設定

【4】保存先の設定を選択します。ここでは、「Dropbox」を選択して下さい。
Dropboxは、インターネット上のサーバーで、無料で2GBまで使用できるのでオススメです。
保存先を選択しないと、ワードプレスで使用しているレンタサーバー上に保存されるため、今回のmixhostのような、レンタルサーバー自体の障害の時に対応することができなくなります。
なので、ワードプレスを運営しているサーバーとは、別のサーバー上(ここでは、Dropboxのこと)に保存しておくことが、大切になります。
Dropboxを選択した後は、下の赤線で囲ったところの「Dropboxで承認:あなたは、(下の「変更を保存」をクリックして)、設定を保存した後に、一度ここに戻ってきて、Dropboxの承認を完了するには、ここのリンクをクリックしてください。」の所をクリックします。

【5】ここで注意する事があります。UpdraftPlusと、Dropboxを紐付けするためには、事前にDropboxに登録しておく必要があります。Dropboxのアカウント作成HPをクリックすると下の画面になるので、登録して下さい。
Googleアカウントをお持ちの方は、Googleアカウントで登録して下さい。後で、紐付けが楽にできます。

【6】Dropboxに登録できたら、「UpdraftPlus」のサイトに戻ります。
先ほどGoogleのアカウントで登録した方は、「Googleでログイン」をログインします。
メール、パスワードで登録した方は、「メール、パスワード」でログインします。

【7】「DropboxがGoogleアカウントへのアクセスをリクエストしています。」と表示されるので、「許可」をクリックします。

【8】下の画面になるので、「Complete setup」をクリックすると、紐付け完了です。

【9】メールアドレスの所は、私はチェックを入れています。
チェックを入れておくと、バックアップを取った時に、登録してあるメールに、「バックアップが完了しました。」と届くので安心です。
最後に、忘れずに「変更の保存」をクリックします。これで、設定完了です。
おつかれさまでした。

UpdraftPlusは、クリック一つで簡単に復元できる最高のプラグイン
UpdraftPlusのプラグインを使った復元の仕方を説明します。とっても簡単です。
【1】UpdraftPlusのプラグインを開きます。
そして、「復元」をクリックします。

【2】バックアップをとった日にち順にバックアップデータが並びます。
一番新しい日にちのデータの「復元」をクリックします。

【3】「プラグイン」、「テーマ」、「アップロードファイル」、「その他」、「データベース」を選択して、「復元」をクリックします。
これで、復元完了です。簡単ですね。


まとめ
最初、代表的なバックアッププラグインであるUpdraftPlusと、BackWPupの比較をして、その後、UpdraftPlusのインストール方法から復元まで解説しましたがどうだったでしょうか?
はっきり言って、こんなに簡単に復元できるプラグインは、今の所、UpdraftPlusくらいではないでしょうか?
今まで、BackWPupを使用していた方も、バックアッププラグインを入れていない方もこれを機会にUpdraftPlusのインストールをオススメします。
これまで、長々とバックアッププラグインについて書いてきましたが、なによりサーバーが安定していることが一番安心ですね。
私は、エックスサーバー を利用して約1年になりますが、さすが稼働率99.99%以上とうたっているだけあって、サーバー障害でデータが消えた事などは一度もありません。
「他社で運用中のWordPressも必要事項を入力するだけで簡単移行できるWordPress簡易移行β版」もあるので、移行もスムーズに行えます。

興味がある方は、エックスサーバーのサイトをのぞいてみて下さい。
かなり不安になってしましました。